脱毛前の自己処理について

美容コラム COLUMN

脱毛

2024.11.25

【脱毛前の自己処理】　部位別自己処理の方法
脱毛施術を受ける場合、予約日1〜2日前に自分でシェービングをお願いしております。自己処理が不十分ですと、当日十分な施術ができなくなる可能性がございます。各部位の自己処理のポイントをおさえ、施術前の準備を整えましょう。

なぜ脱毛前に自己処理が必要なのか？

レーザーが伸びたままの毛に反応して皮膚表面にも熱が伝わり、火傷・炎症を起こするリスクが発生します。
また、当クリニックでは、施術部位に合わせてそれぞれの予約時間を設定しています。シェービングは予定以上の時間がかかってしまい、施術時間の延長ができない場合は、予約時間内に施術範囲がすべて照射できなくなる可能性がございます。
予定の時間内にきちんと施術を受けていただけるよう、患者さまによる自己処理をお願いしております。

どのような自己処理がおすすめ？

当クリニックでは、肌へ負担がかかりにくい電気シェーバーを使っての自己処理を推奨しております。
毛抜きやワックスは、脱毛施術前の自己処理には使用を控えてください。脱毛施術はレーザーが、メラニン色素に反応することで効果が得られます。毛根から毛を引き抜くとメラニン色素がなくなり、施術の効果が得られなくなります。
また、薬剤で毛を溶かす除毛クリームは肌への刺激が強く、肌トラブルを引き起こす可能性があるので、施術前の自己処理では使用を控えてください。

いつシェービングを行えばいいのか？

シェービングは1〜2日前にはお済ませください。
電気シェーバーを使っても、少なからず肌にダメージがあるため、自己処理から施術までの期間を少し空けることが大切です。
脱毛施術直前に自己処理を行うと、デリケートな状態の肌を刺激することになるので、赤みやかゆみ、乾燥などを引き起こす原因となります。
また、自己処理から時間がたちすぎていると、毛が伸びてしまい、火傷リスクが高まります。肌へのトラブル防止のため、自己処理は正しいタイミングで行うようにしてください。

自己処理のコツは？

1. 自己処理するときは、毛の流れに沿って優しくシェーバーを動かしましょう。

肌と刃を平行にして、毛を丁寧に剃り進めてください。
毛の流れに逆らってシェービングしたり、電気シェーバーを肌に強く押し当てたりすると、肌が傷つき、皮膚の中に毛が埋もれる埋没毛を引き起こす可能性があります。
また、VIOなどの凹凸が多い部位は、フェイス用シェーバーやVIO用のシェーバーを使用すると、細かいところまで自己処理しやすくなります。

2. 脱毛期間中は念入りな保湿をする

肌の乾燥によって肌が乾燥していると刺激に敏感になり、施術時に痛みを感じたり、レーザー照射時に発生する熱が伝わりやすくなって火傷のリスクが高まる可能性があります。
肌トラブルが起こると、脱毛施術を受けられない可能性もあるため、保湿をしっかりして肌状態を整えておいてください。

部位別シェービングについて

・顔

顔の毛は電気シェーバーで剃り、剃毛後は化粧水などで保湿をしてください。お顔の上から下の順で剃るようにしてください。順にシェービングしていくと、同じ場所を何度も剃ることがないので、肌を傷つけにくく、剃り残しも少なくなります。
剃毛後は化粧水や保湿クリームなどで保湿をしてください。

・全身

全身は範囲が広いので、剃り残しが出やすくなります。
鏡を見ながら明るいところで毛の流れにそって丁寧に剃り、シェーバーを肌に押し付けすぎたりしないように気をつけてください。
また、脱毛の回数を重ねると太い毛が減るため、剃り残しが多くなる傾向があります。くまなく丁寧にシェービングをするようにしましょう。
骨格の凹凸があるひじやひざなど関節周りは、シェービングしずらい部位ですが、電気シェーバーの角度を細かく変えて剃毛して、肌を傷つけないようにしてください。

・VIO

脱毛当日の注意点

・制汗剤・日焼け止めの使用は不可

施術当日は制汗剤や日焼け止めを使用しないようにしてください。
施術直前に拭き取りをしても、毛穴に成分が残っている場合、レーザーが照射時に発生する熱が発毛組織に届きにくくなり、細胞を破壊できない可能性があります。
さらに、毛嚢炎や熱傷につながる場合もあるので、使用しないようにしてください。

・血流がよくなる行動は禁止

体温が上昇し、血流がよくなると、体内に熱がこもった状態で施術を受けることとなります。この状態で施術を受けると、火傷や赤みなど肌トラブルが起きやすくなります。マッサージ、入浴、サウナ、激しい運動などは、施術前後12時間は行わないようにしてください。
また、飲酒も施術前はお控えください。
飲酒をすると、肌に赤みやかゆみが生じたり、体内の水分が奪われ、肌が乾燥するため施術ができなくなる能性があります。
施術後の過度な飲酒もしないように心がけてください。